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軽自動車検査協会とは

軽自動車検査協会は、道路運送車両法第76条の2により、軽自動車の安全性を確保し、及び軽自動車による公害の防止その他の環境の保全を図るため、軽自動車の検査業務を行い、併せてこれに関連する事務を行うことを目的として設立された組織です。

当協会は、国土交通省の認可を受けた、軽自動車の自動車検査証を交付できる日本で唯一の公的機関です。

主な仕事内容

  1. 軽自動車の検査事務
  2. 軽自動車に係る自動車重量税の納付の確認および税額の認定の事務
  3. 軽自動車に係る軽自動車税種別割の納付の確認の事務
  4. 軽自動車に係る自動車損害賠償責任保険契約または自動車損害賠償責任共済契約の締結の確認の事務
  5. 1~4の業務に附帯する業務
  6. 軽自動車検査協会の目的を達成するために必要な業務

当協会が行っている業務には、「安全で環境に配慮された軽自動車を世に送り出す」という大切な役割があります。

検査業務

検査業務では、個々の軽自動車が、国が定める安全・環境に係る基準(保安基準)に適合していることの確認を行います。
また、使用者がきちんと自動車の保守管理を行っているかを確認するという役割も担っています。

窓口業務

窓口業務では、検査合格車両に対して自動車検査証及び検査標章の返付及び交付、名義や住所など自動車検査証の記載内容が変更になった際の自動車検査証の交付、車両番号の指定等を行っています。
車両番号の指定をすることにより、個々の自動車の識別が可能となり、所有及び使用の実態が制度的に把握されます。

必要なスキル・資格

  • 自動車知識
    自動車整備士の資格は必須ではないですが、自動車の構造や作動、整備方法などの知識は業務を進める上で非常に役に立ちます。また、最近の自動車のコンピュータ制御内容まで理解している方は、社内において貴重な人材となります。そのため、国家1級自動車整備士資格の取得をお勧めします。
  • コミュニケーション能力
    職種を問わず社会で求められるコミュニケーション能力は必要とされています。高度自動車科のカリキュラムにはテーマ研究授業や卒業研究などがあり、チームで研究活動に取り組むことでコミュニケーション能力やチームワークを培うことができます。
  • 普通自動車運転免許

トヨタ神戸自動車大学校で取得可能な資格、
国家資格

卒業生紹介

西尾 凌河さん
2021年 高度自動車科卒業
(軽自動車検査協会
大阪主管事務所
検査課 勤務)

車検を通してクルマ社会の安全を守る、
責任とやりがいのある仕事

私は主に車検証の交付や車両の検査を行っています。具体的には、指定整備工場やディーラーが作成した保安基準適合証をもとに車検証の更新・交付を行い、認証工場やユーザーのクルマが基準に適合していれば車検証を更新・交付します。また、車検証の状態から変更があった際には構造変更検査も行います。

トヨタ神戸自動車大学校で学んだ知識は、現在の仕事に非常に役立っています。下回り検査でブーツの破れなどの不適合箇所を説明する際、部品の役割や重要性を受検者にわかりやすく伝えることができます。学校での学びがあったからこそ、的確に説明できるのだと感じています。

自分が検査したクルマが安全に公道を走行するということは、安全なクルマ社会に貢献しているということです。公正で公平な検査が求められ、小さな見落としも許されない責任の重い仕事ですが、だからこそやりがいを感じています。

また、仕事にしっかりと取り組むためにも、メリハリは大切です。土日祝にしっかり休めること、残業が少ないこと、それにノルマがないことなども、この会社を選んだ理由です。今後も急速に進歩する業界に対応できるよう、日々勉強を続けながら、運輸支局や軽自動車検査協会本部への出向も目指していきます。