自動車整備振興会とは
自動車整備振興会の事業内容は主に6つあります。
- [自動車業界振興・活性化・健全化]
- [自動車点検・整備技術向上]
- [自動車業界向け情報・広報]
- [ICT化促進]
- [安全・環境]
- [自動車使用者へ点検・整備促進]
国から認証された自動車分解整備事業場を主に正会員として組織された団体であり、自動車整備工場を支援するとともに、整備業界の健全な発展に貢献しています。
主な仕事内容
自動車整備士講習
自動車整備工場で働きながら自動車整備士国家資格取得を目指している方に対して講習を実施します。
整備主任者講習
運輸局長より自動車特定整備事業の認証を受けた事業場には整備主任者を選任しています。
現在の自動車は随所に電子制御技術が取り入れられ、今後、益々高度化、多様化する傾向にあります。これらの技術革新が進む中で、整備技術の内容も大きく変わっています。この技術革新に即応した新しい整備技術の習得が不可欠であり、整備主任者に対して自動車整備新技術の講習を実施します。
自動車検査員資格取得教習
自動車検査員は、国家資格であり、完成検査の実施や保安基準適合証等への証明など、指定整備業務を遂行するうえで大変重要な役割を果たしていることから、適正な指定整備業務の実施に努める必要があります。 この資格取得を目指している方へ、教習を実施します。
必要なスキル・資格
- 国家1級自動車整備士
- 国家2級自動車整備士
- 普通自動車運転免許
卒業生紹介
- 渡邉 孝浩さん
- 2018年 高度自動車科卒業
- (一般社団法人 兵庫県自動車整備振興会
神戸事務所 教育・技術課 勤務)
若者からベテランまで、
整備士の未来を育てる講師として
現在、私は(一社)兵庫県自動車整備振興会 神戸事務所の教育・技術課に所属しています。ここでは、整備士を目指す10代の若者から整備経験20年のベテランまで、幅広い層に対して講習を行っています。ときには200人を前に指導することもあります。初めは整備実務経験がない自分に務まるのだろうかと不安でいっぱいでしたが、先輩や上司の手厚い教育のおかげで、今では自信が持てるようになりました。
私がトヨタ神戸自動車大学校に入学した理由は、車が好きで自動車整備をしてみたいという、ありきたりなものでした。入学当初は自動車整備士志望でしたが、学校生活の中で同級生に教える機会が増え、友達からの「ありがとう」という言葉にやりがいを感じるようになりました。自動車分野で教える仕事を探し、今の就職先に出会いました。
トヨタ神戸自動車大学校の先生方はときに厳しく、ときに友のように接してくれる仲間のような存在でした。先生たちが常に言っていた「自ら考え、自ら行動する」という言葉が心に残っています。班で一日のカリキュラムを決め、自ら考え、自ら行動しなければならず当時は大変でしたが、今ではこの言葉の大切さを実感しています。
トヨタ神戸自動車大学校は、設備や教材が充実しており、卒業後の進路も多様です。私のような講師を含め、販売店や関連会社、自動車メーカーなど、多様な選択肢から進路を選ぶことができます。ぜひ入学を検討してみてください。
- 本田 勝也さん
- 2016年 高度自動車科卒業
- (一般社団法人 奈良県自動車整備振興会
業務課 勤務)
関わる分野が広がるとともに、
人とのつながりも広がっていく
奈良県自動車整備振興会に所属し、資格取得希望者への講習、最新の自動車技術・新機構の研修、自動車整備に関する法令の情報展開、さらには自らの整備工場を持ちたい方のサポートなど、現役の自動車整備士と関わる幅広い業務に携わっています。
研修会での講師としての指導業務、保安基準や整備方法への相談対応を通じて、指名でご連絡をいただけることも増えました。同年代の整備士の方々とはプライベートな車の話で盛り上がることも少なくありません。関わる分野とともに、人とのつながりも広がっていく、やりがいのある仕事だと感じています。
高校時代は、漠然と四年制大学に進学するつもりでいました。でも、進路選択にあたって「自分のしたい仕事」をあらためて考えたとき、家族全員がクルマ好きの家庭で、レースゲームとミニカーに囲まれて育ってきたことから、やはり自動車関連業界を目指そうと決意しました。そのための最短ルートとして、専門知識を身につけて自動車に関するさまざまな業種を目指せる高度自動車科を選択しました。
入学当初は工具の持ち方すらわかりませんでしたが、先生方のサポートや充実した教材、実践的な設備のおかげで自信を持って学ぶことができました。トヨタ神戸自動車大学校で培った知識があるからこそ、現在の仕事にも自信を持って取り組めています。