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アフターサービスとは

自動車メーカーはクルマの開発や製造部門だけではなく、お客様へよりよい商品と安全・安心を提供するためにアフターサービス領域が存在し、重要な役割を担っています。そのアフターサービス領域には大きく分けて3つの分野があります。
1つ目が品質分野。この分野では市場の不具合情報の収集や原因調査、車両開発の各ステップで不具合の発生防止等を行い、車両品質の改良を促進します。
2つ目がサービス分野。市場の窓口として国内外の代理店・販売店への技術支援やエンジニアの人材育成、修理技術の開発を推進します。
3つ目が部品分野。修理に必要な部品の品質を管理し、タイムリーに販売事業へ供給します。
いずれの分野も自動車に関する知識や技術は業務で必要となります。
また、お客様の視点に立って考え、最良のサービスを提供するためのホスピタリティも大切です。

主な仕事内容

品質分野

「製品」と「サービス」の品質を保証するために、不具合の発生防止等を行い、車両品質の改良を促進します。

  • 市場不具合情報の収集
  • 不具合原因の調査
  • 車両品質の改良促進
  • 車両開発の不具合発生を防止

サービス分野

市場の窓口として、正確かつ親切なアフターサービス体制の支援など、より良いクルマづくりに貢献します。

  • 国内外代理店・販売店の活動支援
  • エンジニアの人材育成
  • 修理技術の開発

部品分野

お客様に安心しておクルマをお使いいただけるよう、高品質な補修部品をタイムリーに提供します。

  • 補修部品の商品企画
  • 生産準備/品質管理

必要なスキル・資格

  • 自動車に関する知識や技術は業務で必要です。特に自動車の構造や作動、整備方法などの知識は業務を進める上で非常に役に立ちます。また、最新の自動車コンピュータ制御の内容まで理解している方は貴重な人材となります。そのため国家1級自動車整備士資格の取得をおすすめしています。
  • 職種を問わず社会で求められるコミュニケーション能力は必要とされています。高度自動車科のカリキュラムにはテーマ研究授業や卒業研究などがあり、チームで研究活動に取り組むことでチームワークにおいてもその能力を培うことができます。
  • 普通自動車運転免許

トヨタ神戸自動車大学校で取得可能な資格、国家資格

卒業生紹介

田邉 健太さん 
2009年高度自動車科卒業
(トヨタ自動車株式会社 サービス技術部
BRサービス情報業務改革室 勤務)

トヨタ自動車で、世界中のサービスエンジニアに向けた
修理情報と教材を企画・開発

トヨタやレクサスの整備に用いるリペアマニュアル等の修理情報や教材の企画・開発を担当しています。全世界の販売店のサービスエンジニアが世界中のお客様へ安全・安心なカーライフを提供できるよう、わかりやすく学びやすい修理情報と教材づくりに努めています。私が開発したものを活用いただき、それがエンジニアの育成やモチベーション向上につながり、ひいてはお客様とエンジニアの笑顔につながることに大きなやりがいを感じています。国内外の販売店を訪問し、私が開発したものが「どう使われているか? どんなニーズがあるのか?」について、エンジニアの方々と現地で直接意見交換を行い、提供物をより良くできることもこの仕事の大きな魅力です。サービス分野の技術を磨き、経験を積み、国内外の販売店とともにもっといいサービスの提供に向け改善を重ねていく国内フィールドマネジャー・海外フィールドオペレーションマネジャーになることが現在の目標です。 今の仕事には、トヨタ神戸自動車大学校で身につけた「考える力」や「コミュニケーション能力」が特に役立っています。自ら頭を使い、徹底的に調べ、チームでまとめ上げ発表する授業で、このスキルを養うことができたと思っています。こうしたスキルは、業種や職種を問わず非常に重要です。トヨタ自動車では自動車整備の枠を超え、まざまな領域の関係者と連携するプロジェクトを担当することも多くあり、学んだスキルを活かしてやり切ることができていると実感しています。
トヨタ神戸自動車大学校は、充実した設備や教材で学べ、トヨタサービスのプロを目指せる魅力あふれる学校です。卒業後には販売店や関連会社、自動車メーカー等、さまざまな進路を選ぶことができます。世界中のお客様をはじめ、エンジニアの幸せと笑顔のために、ぜひトヨタのエンジニアを目指し、仲間になりませんか。