職業実践専門課程 認定学科設置校

教員が語る、トヨタブランドの魅力

TOYOTA TOPICS

技術力

2017/08/31

MIRAIは未来を引き寄せるクルマとなるか?

ナビゲーター 花房 亮利 先生

「一車種の枠にとどまらず、来るべき水素社会の幕開けを飾ったクルマと言えるMIRAI。22年の年月を費やした開発は、環境に配慮しながらクルマづくりをしてきたトヨタが、100年先の未来を見据えて挑んだ大きな挑戦でした。当校ではMIRAIを教材として導入しているので、そのハイスペックな機能・走行性能のヒミツを実際に見て触れてもらうことができます!」

環境性能ばかり言われているけどMIRAIの走行性って正直どうなの?

ハイブリッドカーを世に広めたトヨタが、次にチャレンジしたのは水素を燃料とした燃料電池自動車。世界初の量産モデルである「MIRAI」を発売したのは2014年末のこと。

3分程度の水素充填で約650kmの走行が可能(*1)。
水素で作った電気で走行し、排出するのは水だけ!
基本情報はトヨタの公式サイトで詳しく説明されています。
*1: 充填時間や走行距離は条件や環境によって異なります。

MIRAIは文字通り「未来のクルマ」ですが、自動車整備や開発に興味を持っているみなさんが気になるのは、やはりその走行性能・安全性ではないでしょうか?

ナビゲーター 花房 亮利 先生

「究極のエコカーとして環境性能ばかり注目されがちですが、走行性能の高さに驚きます。実際にトヨタ自動車の講習にてコースを試乗しましたが、静粛性やモーターによる滑らかな加速だけでなく、圧倒的な加速力を感じました。また、低重心による高速走行時の安定性など非常に性能が高く驚きました。まさに未来の車を感じる体験でした」

開発者が宣言「走りだっていいですよ」

2020年の東京オリンピックで、クリーンな水素社会をアピールするために、燃料電池自動車をオフィシャルカーとして使う構想があるといいます。その先駆けとなったのがMIRAI。

だから、環境性能の追求は当然だった。MIRAI開発について、チーフエンジニアの田中義和さんはインタビューの中で以下のように語っています。

「環境性能だけでなく、走りだっていいですよ。クルマ好きにとってスポーツカーというのはやはり魅力的ですから、FCVも走りには力を入れました。重いパーツを中心寄りの床下に集めていて、重心が低い上にフロントミッドシップのような重量配分となり、回頭性がよくなっています。」(以下インタビューより引用)

どうですか?
実際どんなクルマなのか、実物を見て触りたくなってきたんじゃないでしょうか?

MIRAIの課題はインフラ整備

このインタビューの中で、田中さんは、MIRAIがさらに世の中に広く受け入れられていくためには水素ステーションの増設などのインフラ整備が重要であるとお話しされています。

逆にいえば、インフラが整備しさらに量産が進めば販売価格が下がり、さらに普及していくという予想ができるわけですね。

MIRAIは100年先を見据えて作られた、水素社会をつくっていくクルマ。未来に対応できるよう考え抜かれた性能や高い安全性に、今から触れられるのは大きな魅力だと思いませんか。

当校はMIRAIを教材車両として導入しているので、その整備をすることができるんです!

トヨタが誇る安全技術や自動運転について開発者から直接学べる授業も!

ところでMIRAIの他にも、当校には多くの教材車両が配置されています。
それだけではなく、トヨタ自動車株式会社の開発者の方を講師にお招きして、特別授業を行うこともあるんです。

この特別授業では、先進安全先行開発部の松尾芳明様を講師にお招きしました。
トヨタの安全の考え方から、予防安全技術の歩み、さらに自動運転のための新安全技術への挑戦についてもお話しいただきました。

ナビゲーター 花房 亮利 先生

「この授業では、「安全の考え方」「通信利用型システム」「自動運転技術」についてお話しいただきました。学生たちは、30年前には初期の自動運転車があったことを知り、改めてトヨタの技術力の高さを実感するだけでなく、近年では試作車を公道で走行させるなど、技術的には実用化レベルまで来ているのではと感じる内容でした。また、自動運転の技術は全く新しいものではなく、授業で学んだABSやTRC、VSCなどが基礎にあることを知り、授業での知識・技術が未来につながると実感できる授業でした」

実際に開発に関わる現役開発者の方からお話を聞くことができる貴重な機会を得て、在校生たちは大きな刺激を受けていました。

トヨタ神戸自動車大学校には、トヨタの第一線で活躍しているプロフェッショナルから徹底的に学ぶことができる環境があります。

みなさんもぜひ、当校でしか得られない「クルマの未来」への学びを体験しませんか?
そう、クルマの未来を引き寄せるのは、みなさんのやる気次第なんです!

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